南泉 ~芋のまろやかさ、ここに極まれり~
No.30 | 南泉 | |
お酒の種類 | 芋焼酎 | |
芋度 | 🍠🍠 | |
購入価格 | ¥950(4合瓶) | |
コスパ | 😃(普通) | |
コメント | 芋の甘さが最大限に引き出されてます。お湯割りが絶対のおすすめ。 | |
醸造元 | 上妻酒造株式会社 |
種子島の焼酎です。
昨今の離島ブームに乗って、また、宇宙に一番近い島として有名な種子島。
鹿児島の離島の焼酎というと、すぐに「黒糖ですか?」って思われる方もいらっしゃいますけど、なんのなんの、種子島は日本で初めてサツマイモが栽培された土地。
芋焼酎に決まってるじゃありませんか!
まろやかで、芋の甘さが存分に味わえる焼酎です。
ふんわりと甘さの香る口開けに、期待が膨らみます。
いつもの通り、まずはロックで。
とろっとした甘さが口に広がります。良いんだけど、思ったよりおとなしい。ま、これはこれでいいんだけど、、、。
そんな陳腐な感想を抱きつつ、2杯目にお湯割りをいただいたところ、
いや、なにこれ!
劇的に甘いんです。それも、「芋らしい香りと独特の風味を伴いながら、その中に絶妙な甘さが潜んでいる」っていう甘さ(笑)じゃないんです!
ただ、ただ、口の中に芋の甘さが広がります。蒸かした芋を頬張ったときのような優しい甘さ、ホッとするような甘さが広がるんです。
もちろん、芋焼酎独特の香りも味もあるんですが、それを感じさせないくらいの「素直な芋の甘さ」とでも言うのでしょうか、いい甘さが広がります。
お湯割りで、この感じ。一週間頑張った、金曜日の晩酌なんかに最高ですね。
飲み方
お湯割り、一択です。ただし、焼酎6のお湯4がお勧め。焼酎が薄いと、いい甘さが出てきません。
まあ、まずはロックで飲んでみて、その後にお湯割りを飲んでみてください。びっくりしますよ( ´艸`)。
意外と知られていない焼酎
離島の芋焼酎というと、種子島のお隣、屋久島の三岳が有名ですよね。全国的に知名度もあるようです。
南泉は鹿児島に住んでいる人でも、「離島ってのは知ってるけど、どこの島だっけ?」っていう感じではないでしょうか。
しかし、上妻酒造さんの歴史は古く、昭和元年(1926年)創業とのことですから、もうすぐ100年になる老舗です。商品はほぼ「南泉」ブランドですが、宇宙センターのある島らしく、アニメとコラボした(?)「宇宙兄弟」や、「ロケット」なんていう商品もあって、ユニークですよね。
近い位置にある種子島と屋久島ですが、南泉と三岳は全く異なる味わいです。島自体の気候も水も違うのですから、当たり前と言えば当たり前なんですが、とても面白いですよね。
「南泉」は、地元のスーパーでも、いくつかの種類がお手頃価格で買えるのもいいところ。今度はぜひ、黒麹仕込みや、35度の「南泉」を試してみたくなりました。
(参考) http://kouzuma-shuzou.com/company.html
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