鉄幹　～お湯割りで味わう芋の甘味～

2022年11月15日2023年9月2日

”鉄幹”。実は関東で初めて飲んだ焼酎です。

もう15年以上も前ですが、その時には、「へ～、鹿児島にそんな名前の焼酎もあるんだ～」という印象でした。その時は飲みすぎてしまって、正直、味を覚えていません(〃ﾉωﾉ)。

HPを拝見すると、平成５年の創業とか。「寿酒造」さんを買い取られて、新たに始められたんですね。

15年ぶりですが、その味やいかに。

口開けから、控え目ですが芋の甘い香りがします。おっと、期待度大ですな？

それが、お湯割りにすると、なんということでしょう！( ´艸｀)。

まあ、華やか！

一気に芋の香りが鼻と口いっぱいに広がります。甘いんです。

力強さもありますが、それよりも何よりも、サツマイモの甘みが強い。焼き芋を思わせる甘さ。それも、香ばしく焦げた皮目の香りさへも感じさせるほどに、芋の甘さを最大限に引き出しています。

美味いですね。

これからの季節、お湯割りでじっくり飲むのに、最適な一杯です。

なるほど、これは関東でも好まれる味だわ。

基本ロックな私ですが、”鉄幹”は、お湯割り一択です。

もちろん、ロックでも美味しいですが、このお酒の良さは、お湯割りで味わってこそだと思います。

お勧めは６：４のお湯割り。5：５だと、少し甘味が強すぎるかもしれません。

意外でしたが、薄味のピクルスが美味しかったです。

脂っぽいものや洋食風のものよりは、薄味のものが合いそうです。

ＨＰの中にある会社概要を拝見したところ、もともとの寿酒造株式会社より酒造権を譲受して、山元さんという方が代表取締役になられて始められたのがオガタマ醸造の始まりだそうです。

この山元さん、”薩摩五代”で有名な山元酒造株式会社の会長さんのお名前と一緒なので、おそらく、山元酒造さんのグループではないかと思うのですが、山元酒造さんの商品ラインナップには、”鉄幹”の名前はありませんでした。

残念ながら、寿酒造さんの焼酎を飲んだことがないので、”鉄幹”が寿酒造の焼酎の味を継承しているのかどうかはわからないのですが、”五代”とも異なった味のような気がします。

もし、”鉄幹”が寿酒造さんの味を引き継いでいるのであれば、呑み助としては、いろんな意味で素晴らしい話ですよね。

Posted by 休肝日

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